ドゥエンデ・デル・フラメンコ-フラメンコの妖しい魅力-(6月18日)
ちょっと日が経ちましたが、日曜日は水戸芸術館でフラメンコの公演を観てきました。小松原庸子さんと荘村清志先生の組み合わせで、この組み合わせは水戸芸では3回目らしいです。
小松原庸子スペイン舞踊団のホームページでは、「ドゥエンデ・デル・フラメンコ」は、スペインを代表する国民的天才詩人、フェデリコ・ガルシア・ロルカの美しい詩の数々を舞台化したもので、この舞踊団の代表的作品と書かれています。
で、第1部は荘村先生のギター独奏からスタート。調弦の時から気になったけれど、いかにも増幅しています、というくらいにPAが使われていて、低音弦の共鳴も聞こえてしまい、なんだかなぁと思っていたら訳がありました。4曲目の入り江のざわめきでは小松原さんのカスタネットと、そして6曲目のアストゥリアスでは男性の踊り手とのデュオになり、バランス上相当音量を上げなければならなかったみたい。また、荘村先生といえば、独特の間をもった歌い口が魅力だと思いますが、カスタネット、踊りとの合わせでは、その独特の間を封じ込めて合わせることに専念していたよう。アンコールは映画「禁じられた遊び」からロマンスとサラバンドの組み合わせでした。
そして第2部。詩人役の方がロルカの詩?を語っては、10人の踊り手がいろいろな組み合わせで踊りを展開。歌もギターも踊りもものすごくうまい方達なんだろうけど、フラメンコをよく知らない私は、例えば字幕のない外国映画を見ているようで、ふーんとか思っているうちに終わってしまいました。語りは日本語だったけれど意味不明なところもあり、詳しい解説が載ったプログラムを用意してくれたらなぁ、と自分の不勉強を棚に上げてつぶやいてみました。
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